授業参観に「来ないで」と言われたら?小学生の本音と親の接し方

生活・子育て
授業参観は、親と子供たちにとって特別なイベント。
授業参観の日、子どもから突然「来ないで」と言われたら、親としてはショック
感じますよね。でも、子どもが「来ないで」と伝えるのは決して親を嫌っているわけでは
ありません!本記事では、授業参観に行くべきか迷う親のために、
子どもの本音とその対処法を詳しく解説します。

小学生が授業参観に「来ないで」と言う理由とは?

恥ずかしさと緊張

成長するにつれ、子どもは他人の目を気にするようになります。

 

親が見ていると緊張してしまったり、普段通りにできなくなったりすることがあります。

 

「友達に笑われるかも」「親に失敗を見られたくない」といった思いから、

 

来ないでほしいと感じることも。

 

小学生は徐々に自分で物事をやり遂げる喜びを知ります。

 

いつまでも親から見られるなんて恥ずかしいし、もう来なくていいと思っている

 

子供もいます。

 

親の「期待」がプレッシャー


親の期待や応援が、時にはプレッシャーになることも。

 

発表をしていいところを見せたいけど、間違えたら恥ずかしい。

 

子どもは「失敗したらどうしよう」「いいところを見せなきゃ」と不安になることがあります。

 

その不安を避けたいがために、「来ないで」とお願いすることがあります。

 

授業参観後の会話が嫌

 

いいところを見せられた授業参観なら、褒められることが嬉しくて授業参観後の親との

 

会話も弾みます。逆に、失敗したり、いいところを見せられなかったら、「会話したくない」と

 

思ってしまうこともあります。

 

正直、色々聞かれたりするのも「めんどくさい」と思っていることもあるようです。

 

友達に親を見られるのが恥ずかしい

 

例えば、友達のお母さんがとても美人でファッションセンスもいい場合、

 

仲の良い友達に自分の親を見られたくないと思っている時も。

 

特に、流行りに敏感な女の子がそのように思うようですね。

 

自分の親との関係性にもよりますが、子供にとって「自慢のママ」であり続けたいですね♪

 

成長するにつれ変わる小学生の心理的な変化

小学生の心は、学年が上がるにつれて大きく変化します。

 

低学年のうちは親に対する愛着が強く、親に「来てほしい!」と積極的に授業参観への参加を

してほしいと希望します。

 

しかし、高学年になると……

 

自立心が芽生え、友達や先生との関係が重要視され始めます。

 

この時期の子どもたちは、親に対して「かっこいい自分」を見せたいと思う反面、

 

「失敗を見られたくない」という恥ずかしさや不安も感じるようになります。

 

また、同級生の目を気にするようになるのも、この年頃の特徴です。

 

「友達がどう思うか」「恥ずかしいことを言われないか」といった不安が頭をよぎり、

 

結果として「来ないで」という言葉を発することがあります。

 

もし来たとしても、「目立たないで!」と思っている小学生は意外と多いのです。

 

授業参観に来てもいいけど、「来たよアピールしてこないで!」など言われることも(´;ω;`)

 

これは、親から距離を取りたくなる思春期前の兆候であり、健全な成長の一部なのです。

 

恥ずかしさと親への愛情は両立する?子どもの複雑な気持ち

 

「来ないで」と言いつつも、心のどこかで「でも見ていてほしい」と感じているのが

 

小学生の本音です。例えば、授業の一環で、親と一緒に何か作業をする授業の場合は、

 

親が来ていないと「寂しい」と思っている子供も多いので、

 

親は授業参観の内容(教科や内容等)お便りなどで確認しておくことも重要です。

 

 

子供はまだ感情を言葉にするのが難しく、普段の学校生活での姿を親に見られるのが

 

恥ずかしいけれど、活躍する姿だけは見てほしいと願うのです。

 

この矛盾した気持ちは、親への愛情が薄れたわけではなく、

 

自立したい気持ちと甘えたい気持ちが両方存在している状態です。

 

そのため、親が「本当に来なくていいの?」と聞くと、言葉を濁したり答えに詰まったり

 

することがあります。これは、まだ気持ちが整理できていないからです。

 

親としては、この複雑な心境を理解し、無理に答えを求めずに見守る姿勢が求められます。

 

 親ができる最適な対応とは?

 

では「来ないで」と言われた時、どのように対応すれば良いのでしょうか。

 

無理に行こうとするのは逆効果ですし、かといって全く関心を示さないのも問題です。

 

子どもの気持ちに寄り添いながら、適切な対応をするためのポイントを見ていきましょう。

 

無理に行かないことも愛情の一つ

 

子どもが「来ないで」と言うのであれば、その意思を尊重することも重要です。

 

無理に授業参観に行くことで、かえって子どもの自尊心を傷つけてしまう可能性があります。

 

「行きたいけれど、あなたが嫌なら行かないよ」と伝えることで、子どもは自分の意見が

 

尊重されたと感じ、親に対する信頼感が増します。

 

さらに、「授業参観に行かなくても、いつも君の頑張りを応援しているよ」といった言葉を添える

 

と、親が見守っていることを実感し、安心感を得るでしょう。

 

これにより、子どもは「自分の気持ちを分かってくれる親」として親への愛情を再確認します。

 

親子の会話を大切に!授業参観後のフォローの仕方

 

授業参観に行かなかった場合でも、家に帰った後のフォローが大切です。

 

「今日はどんな授業があったの?」といった質問を投げかけることで、

 

子どもが自分の学校生活を話す機会を作ります。無理に詳細を聞き出そうとせず、

 

子どもが話したい範囲で聞いてあげるのがポイントです。

 

また、子どもが頑張ったことや成長した部分を見逃さずに褒めることも大切です。

 

「授業参観に行けなかったけれど、頑張っているのを感じるよ」といった言葉は、

 

子どもにとって大きな励みになります。こうした会話の積み重ねが、

 

親子の信頼関係を深めていくのです。

 

「頑張ったね」と一言伝えた後は、子供が自分から話し始めるのを待つのも大切。

 

展示されている展示物(絵や創作物など)に関しては、じっくり見て「ここがよかったね」や

 

「ここに感動した」など少し詳しく褒めてあげるのも◎。

 

きちんと見てくれていると子供が思えるだけでも親が授業参観に行く意味があります!

 

また、結果よりも過程を評価することを意識して子供に伝えてみてくださいね^^

 

まとめ

 

授業参観で「来ないで」と言われるのは、決して親子の絆が薄れたわけではありません。

 

むしろ、それは子どもの自立心の表れであり、成長の証です。親としては、

 

子どもの気持ちを尊重しつつ、愛情を伝え続けることが大切。

 

無理に行かないことも、見守ることも愛情の一つ。親子の絆をより深めるチャンスと捉えて、

 

柔軟に対応していきましょう。

 

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