40代の指導者として、後輩が仕事でミスを繰り返したり、
成長が見られないときにはどうしてもストレスを感じるもの。
しかし、そうした後輩にも適切に対応し、育てていくことが指導者としての重要な役割です。
このブログでは、「仕事ができない後輩にストレスを感じるときに試したい指導法」を
ポイントに分けてお伝えします。
仕事ができない後輩にストレスを感じるときに試したい指導法
新人の時の気持ちをまずは思い出す
私が会社に入ったばかりのころ、全然仕事が出来なくて悩んでいた時があります。
先輩に何度も指導されても理解ができない。
理解が出来ないから「あ、、はい」と曖昧な返事をしてわかったフリをする。
でも理解できていないから、また失敗を繰り返す。
何度も同じことを聞くのが怖いから、もう聞けない…。
そして、「何がわからないの?」と聞かれても、分からないことが分からない。
新人ってそんな感じなんだと思います。
きっと、あなたも新人の頃はこんな風に思っていたと思います。
でも自分が仕事に慣れてきたり指導役になると、新人の頃の気持ちを忘れがち。
指導がうまくいかないと思ったときこそ、この気持ちを思い出してください。
「方法や手段」の提案は先輩の仕事です
何度も同じ失敗をする後輩。
イライラする前に、少しあなたの思考を変えてみるのもいいと思います。
新人さんに何度教えても仕事ができないのならば、あなたが教えた「方法や手段」がよくなかったのです。
私がいつも後輩に伝えることがあります。
仕事で頑張ってみても出来ないことがあるのは、
「方法や手段」があなたに合っていないだけだから気にしなくていい。
出来るようになる方法や手段を教えるは私の仕事だから失敗しても大丈夫!
私からの方法を何度か試してみて自分なりにしっくりとくる方法を見つけるのは
あなたの仕事。出来ないことがあれば、その都度「こうしたら出来る?」って
提案するからやってみる努力だけは頑張ってみてほしい!
この気持ちを持っておくと、先輩であるあなたも気持ちが楽です。
つまり、ゴールに至るまでにいくつかの方法を使って行き方を教えるのです。
新人さんは、引き出しが少ないので先輩であるあなたがとことん
付き合っていくことが大事です。
ファッションでも同じことが言えます。
あなたに合うアイテムを用意してあげてカラーの提案まではするけれど、
その服を自分に合うように着るのは自分自身。→ここ言う後輩ですね。
自分に似合うように着替えたりアイテムを変えて、より良くすると輝いてきますよね。
全く同じ思考を先輩であるあなたが、まずはじめに持つのです!!
出来て当たり前という感情を捨てること
出来て当たり前という気持ちは捨ててください。
あなたが今出来ていることは、あなたの過去の積み重ねがあってこそです。
今のあなたになったのは色々な勉強や経験があったから出来るようになったことは
たくさんあると思います。
新人さんや後輩は、決してあなたと同じ過去を歩んだわけでもないし、
同じ勉強をしたわけでもありません。
たまたま、あなたの勉強法が効率がよかっただけかもしれません。
たまたま出会った人に恵まれただけかもしれません。
経験の質や量は個人の差があって当然のことなんですね。
私もこのことに気づいたのは、最近です(笑)
このことをいつも心の中で思っているだけで、目の前にいる新人さんや後輩に
優しくなれます。
決して、今あるあなたは今の仕事は一人で出来るようになったわけではないことを
忘れないでください。
小さなことでも褒めること
新人さんを育てる時に一番必要なことは、「褒める」ことです。
「褒めるなんて、めんどくさい」と聞こえてきそうですが、新人さんからすると、
褒めてもらえる=見てくれていると思うことができます。
「褒めるところがないんです…」と思っていませんか?
「何度言っても失敗ばかりで、同じことの繰り返し。一回言ったら理解してよ」
と思っていませんか?
そう思ってしまうことも分かります。でも本当に褒めるところがないでしょうか?
少しだけでも出来るようになったことを見つけてあげてください。
あなたが少しの変化を見てくれるだけでも新人さんは気持ちが救われます。
出来て当たり前じゃない。新人さんは、意識して頑張っています。
分からないことを分からないと言える環境を整える
新人さんが分からないことが出てきた時に、すぐ聞ける環境を整えることは、
先輩や上司である人の役目です。
新人さんや後輩は、

また同じことを聞いて怒られるかも?

聞きたいけど忙しそうだしなぁ・・聞きずらいからやめておこう。。
など、分からなくても聞ける環境ではないことがとても多いんです。
毎日、分からないことが色々あるのに、ただ言わないだけなんですね。
この感情が続けば、早期退職にも繋がります。
言いずらい環境をどう変えていくか?はあなたの会社の体制にもよるかと思いますが、
まずは新人さんに毎日の仕事終わりに一言でもいいから声をかけてあげてください。
例えば、
今日は〇〇のところがよく出来ていたねー!
分からないことなかった?分からないことがあったら遠慮なく言ってくださいね!
と毎日声をかけます。
声をかけても心の声を言えない新人さんもいると思いますので、
毎日仕事終了時に、不明点を記載できる簡単なシートなどを活用して
毎日メールを送ってもらう等もいいですね。
Googleスプレッドシートなどで入力してもらうのも便利です。
重要なことは、継続してあなたがしっかりと新人さんに向き合う心を持つことです。
まとめ
仕事ができない後輩の指導には忍耐が必要ですが、今回ご紹介した指導法を取り入れる
ことで、後輩が成長しやすくなり、自分のストレスも減らせるはずです。
思考を変えるだけで後輩や新人さんとの向き合い方が変わります。
ぜひ日々の指導に役立ててくださいね。
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